エコジョーズに交換できる家・難しい家|給湯器の排水で迷う前に知りたいこと
- amenixweb
- 7月14日
- 読了時間: 10分

目次
はじめに
給湯器を交換するとき、「せっかくならエコジョーズがいいのかな」と考える方は多いと思います。省エネ性がある一方で、実は見落としやすいのが排水のことです。この記事では、エコジョーズの排水がなぜ必要なのか、どんな家なら設置しやすいのかを、専門用語をできるだけ使わずに整理します。
エコジョーズは「省エネ」だけで決めない方がよい理由
エコジョーズは、今まで外に逃がしていた熱をもう一度使ってお湯を作る給湯器です。かんたんに言うと、熱をムダにしにくい給湯器です。
そのため、従来型の給湯器より少ないガスでお湯を作りやすいというメリットがあります。お風呂、台所、洗面所などで毎日お湯を使うご家庭ほど、魅力を感じやすい設備です。
ただし、ここで大切なのは「エコジョーズにすれば必ず何もかも得」と決めつけないことです。エコジョーズには、熱を上手に使う仕組みがある分、運転中に少量の水が出ます。この水をどこへ流すかを考える必要があります。
つまり、エコジョーズ選びでは次の2つをセットで見ることが大切です。
今の暮らしに省エネ性が合っているか
ご自宅に排水の通り道を作れるか
給湯器本体だけを見て決めると、あとから「排水の工事が思ったより難しかった」「マンションの条件に合わなかった」と迷うことがあります。反対に、最初に設置場所を見ておけば、無理のない機種選びがしやすくなります。
ここは少し地味ですが、後悔を減らす大事な入口です。
ドレン水とは何かをやさしく整理

エコジョーズでよく出てくる言葉に「ドレン水」があります。聞き慣れない言葉ですが、むずかしく考えなくて大丈夫です。
ドレン水とは、エコジョーズが熱を再利用するときに出る結露のような水のことです。冷たいコップの外側に水滴がつくことがありますよね。仕組みはまったく同じではありませんが、「熱をうまく使う途中で水が出る」と考えるとイメージしやすいです。
この水は、給湯器の中で処理されてから外へ出ます。ただし、出る水をそのまま適当に流してよい、という話ではありません。給湯器の近くに排水できる場所があるか、配管をどう通せるか、まわりの環境に影響がないかを確認する必要があります。
たとえば、次のような場所が関係します。
雨どい
側溝
排水ます
ベランダの排水溝
建物の共用部分
ここで気をつけたいのは、「水が少し出るだけならどこでもよい」と思い込まないことです。排水の扱いは建物や地域のルール、工事の条件によって変わることがあります。
一般のお客様が自分だけで判断するのは少し難しい部分なので、エコジョーズを検討するときは「本体価格」だけでなく「排水経路」も一緒に見てもらうと安心です。
エコジョーズを設置しやすい家・確認が必要な家
エコジョーズを設置しやすい家には、共通点があります。それは、給湯器の近くに水を流しやすい場所があることです。
たとえば戸建てで、給湯器のすぐ近くに雨どいや側溝がある場合は、排水の通り道を作りやすいことがあります。配管を短くできれば、見た目もすっきりしやすく、工事の考え方も整理しやすくなります。
一方で、確認が必要になりやすいのは次のようなケースです。
給湯器のまわりに排水先が見当たらない
給湯器から雨どいや側溝まで距離がある
ベランダに給湯器があり、共用部分との関係がある
マンションで管理規約や建物条件が関係する
地面が土や砂利で、排水の処理方法を慎重に見たい
隣家や通路に水が流れそうな位置にある
このような場合でも、すぐに「エコジョーズは無理」と決めなくて大丈夫です。現場の状況によって、排水管を伸ばす、排水の受け方を工夫する、別の機種を検討するなど、選択肢がある場合があります。
ただ、無理に設置を進めるのはおすすめしません。給湯器は毎日使う設備です。最初の工事で排水の流れがあいまいだと、あとから水たまり、におい、見た目の違和感、近隣への気づかいにつながることがあります。
「本当にうちに合うのかな」と迷ったら、まずは設置場所の条件を見てもらうのが近道です。
戸建てとマンションで見たいポイント
エコジョーズの排水は、戸建てとマンションで考え方が少し変わります。ここを分けて見ると、自分の家に当てはめやすくなります。
戸建ての場合

戸建てでは、給湯器が外壁、庭側、勝手口まわり、浴室の外側などに設置されていることが多いです。確認したいのは、給湯器の下や横に排水を逃がせる場所があるかどうかです。
見ておきたいポイントは次の通りです。
給湯器の近くに雨どいがあるか
側溝や排水ますが近くにあるか
排水管を通すスペースがあるか
人がよく歩く場所に水が出ないか
隣家側へ流れないか
冬場に水がたまりやすい場所ではないか
特に、玄関横や通路沿いに給湯器がある場合は、見た目や歩きやすさも大切です。毎日目に入る場所に配管が長く出ると、あとで気になることがあります。
また、さいたま市周辺の住宅では、外壁まわりのスペースが限られている家もあります。敷地に余裕があるように見えても、雨どいの位置や室外機、物置、自転車置き場との関係で、配管ルートが限られることもあります。
マンションの場合

マンションでは、戸建てより慎重に確認したいことが増えます。理由は、ベランダや廊下まわりが共用部分に関係する場合があるからです。
たとえば、給湯器がベランダにある場合、排水をどこへ流すかだけでなく、管理規約や建物の排水経路との相性も見ます。排水溝が近くにあっても、勝手に工事できるとは限りません。
見ておきたいポイントは次の通りです。
管理規約で給湯器交換の条件があるか
今の給湯器がエコジョーズか従来型か
ベランダの排水溝まで無理なく配管できるか
共用通路や隣の住戸に影響しないか
同じマンション内でエコジョーズの施工例があるか
管理組合への確認が必要か
ここでよくあるのが、「同じ号数ならそのまま交換できるはず」という思い込みです。号数やメーカーが近くても、エコジョーズにすると排水の条件が加わります。
マンションの場合は、給湯器本体の寸法、排気の向き、排水、管理ルールをまとめて見る必要があります。少し面倒に感じるかもしれませんが、先に確認しておくと話がスムーズです。
よくある勘違いと失敗しやすいところ
エコジョーズの相談で多いのは、「省エネ型だから今の給湯器と同じように交換できる」と思っていた、というケースです。もちろん交換できる家も多いのですが、排水の確認を飛ばすと迷いやすくなります。
勘違い1:ドレン水は少量だから気にしなくてよい
たしかに、ドレン水は大量に流れ続けるものではありません。ただし、毎日お湯を使えば少しずつ出ます。出る量が少なくても、流れる場所が悪いと水たまりや汚れの原因になることがあります。
「少ないから大丈夫」ではなく、「きちんと流れる場所があるから安心」と考えるのが大切です。
勘違い2:雨どいが近ければ必ず大丈夫
雨どいが近いと設置しやすいことはあります。ただし、接続の方法や水の流れ方、建物の条件を見ないと判断できません。
配管が途中でたるむ、点検しにくい、見た目が大きく変わる、雨の日に水の流れが悪くなるなど、細かな確認が必要な場合もあります。
勘違い3:マンションでも戸建てと同じ感覚で決められる
マンションでは、自分の住戸だけでなく建物全体のルールが関わります。ベランダに排水溝があっても、共用部分として扱われることがあります。
「前の家ではできたから」「知人のマンションではできたから」と決めず、自分の建物の条件で確認しましょう。
勘違い4:排水が難しいならエコジョーズは絶対に無理
これも決めつけない方がよいです。排水経路を工夫できる場合もあれば、建物条件に合う別の選び方が向いている場合もあります。
大切なのは、エコジョーズにこだわりすぎず、ご自宅で長く安心して使える給湯器を選ぶことです。省エネ性、工事のしやすさ、見た目、使い勝手をまとめて考えると、納得しやすくなります。
相談前に整理しておくと話が早いこと
専門的なことを全部調べてから相談する必要はありません。むしろ、分からない状態で相談して大丈夫です。
ただ、次のような情報があると、設置できるかどうかの話が進みやすくなります。
今の給湯器がどこに付いているか
給湯器のまわりに雨どいや側溝があるか
戸建てかマンションか
マンションの場合、管理規約や交換ルールがあるか
今の給湯器がエコジョーズかどうか
お風呂の追いだき機能があるか
家族の人数やお湯の使い方
給湯器まわりの写真
写真は、給湯器本体だけでなく、少し離れた位置から撮ると状況が伝わりやすいです。給湯器の下、左右、雨どい、地面、ベランダの排水溝が写っていると、排水経路の見当をつけやすくなります。
ここでのポイントは、「型番だけ」では分からないことがあるということです。エコジョーズは本体選びだけでなく、設置場所との相性が大切です。
ガス器具の匠へ相談するときも、「エコジョーズにしたいけれど、排水が心配です」と伝えていただければ大丈夫です。無理に専門用語を使わなくても、設置場所を一緒に整理しながら考えられます。
設置出来るか迷ったらご相談ください
さいたま市周辺で考えるときの現実的な進め方
さいたま市周辺では、戸建て、マンション、昔からの住宅、新しい分譲住宅など、給湯器の設置環境がさまざまです。外から見ると似たような給湯器でも、排水の取り方は家ごとに変わります。
特に、住宅が近いエリアでは、隣家側へ水が流れないか、通路の邪魔にならないか、外観に違和感が出ないかも大切です。給湯器は一度交換すると長く使う設備なので、最初の確認を丁寧にした方が安心です。
狭山市や上尾市など周辺エリアでも、考え方は同じです。地域名そのものよりも、ご自宅の建物条件、排水先、給湯器の設置場所を見ることが大切です。
エコジョーズが向いているかどうかは、「省エネ型だからよい」「排水があるから面倒」と単純に決めるものではありません。ご家庭のお湯の使い方と、設置場所の条件が合うかを見て判断するのがいちばん現実的です。
豆知識
エコジョーズの「エコ」は、使い方を大きく変えなくても省エネにつながりやすいところが特徴です。いつものようにお湯を使いながら、給湯器の中で熱を再利用する仕組みだからです。
ただし、どんなご家庭でも同じ効果になるわけではありません。お湯を使う量、家族の人数、給湯器の設置場所、今の機種との違いによって、感じ方は変わります。
「エコジョーズにするかどうか」で迷ったら、まずは排水経路とお湯の使い方を一緒に見るのがおすすめです。本体だけでなく、暮らし方まで合わせて考えると、選び方がぐっと分かりやすくなります。
まとめ
エコジョーズは、排気の熱を再利用してお湯を作る省エネ型の給湯器です。毎日お湯を使うご家庭にとって魅力がありますが、設置するときはドレン水の排水経路を確認することが大切です。
戸建てでは、雨どいや側溝、排水ますとの位置関係を見ます。マンションでは、ベランダの排水だけでなく、管理規約や建物全体の条件も関係します。
大切なのは、「エコジョーズが良いか悪いか」ではなく、「自分の家に無理なく合うか」です。排水先、設置場所、見た目、使い勝手まで合わせて考えると、交換後の満足感につながりやすくなります。
ガス器具に困ったらお気軽にご相談ください
エコジョーズに交換できるかどうかは、給湯器本体だけでは判断しきれないことがあります。排水の通り道、設置場所、建物の条件、お湯の使い方をまとめて見ることが大切です。
さいたま市で給湯器の交換やエコジョーズの設置に迷ったら、ガス器具の匠へお気軽にご相談ください。狭山市・上尾市など周辺エリアの方も、ご自宅の状況に合わせて無理のない選び方を一緒に整理いたします。
「エコジョーズにしたいけれど排水が心配」「マンションでも交換できるか知りたい」「今の給湯器と同じように使えるのか不安」など、まだ考えがまとまっていない段階でも大丈夫です。






コメント